輪講方式では、まづ学習すべき教科書を1冊定めます。次に 何人かで順番を決めて輪番制で翻訳して行くわけです。 当番の人は、翻訳した後、 その内容について講師となって解説をします。 その他の人はその内容について質問したり、 色々な議論を行うのです。
ここで重要なのは、そのグループみんなが理解できるまで 徹底的に議論をするというところでしょう。一人で学習していると 独善に陥りやすく、また挫折しがちなものですが、複数の人が納得するまで議論すれば それを避けることができますよね。
輪講方式の優秀性は、当時の適塾が多くの有名人を輩出したことでも わかります。これ以後、ほとんどの大学でこの方式が採用されています。